最近は紙のチケットではなく電子チケットで旅をする機会も増えてきましたね。今回はJR西日本のせとうち観光ナビ「setowa」を使って岡山県の東側を旅してきました。
このパスを使うのは2度目なのですが、改札を通るたびにタブレットの画面を提示するのが凄く面倒なんですよ。端末が一度スリープ状態になると再度ログインする必要があり、この点をなんとか改善して欲しいもんです。

       ↓ 今回利用した岡山イーストパス。2日間有効で2,700円とはかなりお得。
          観光施設3ヵ所の料金だけでも1,720円かかるので、交通費は1,000円以下と言う事になります。
5月27日(金)
1日目は岡山空港から倉敷へ向かい水島臨海鉄道を乗り潰し。その後、倉敷の美観地区を回り、伯備線で総社、吉備線で岡山、岡山電気軌道を乗り潰し、津山線で津山へ向かうと言うパスをふるに使ったコースを組みました。
羽田8:15発 JAL231便で岡山へ。羽田は冷たい雨が降っていましたが西の天気は晴れ予報です。団体旅行も復活しだしたのか、旗を持った添乗員に引率された客も乗りこんでいきます。
大阪を抜けると下界も良く見えるようになってきた。
初めて来た岡山空港。市街地からは距離があるので便利とは言えないです。ただ、新幹線と比較すると早割が使える期間ならやはり飛行機利用の方がかなり割安です。
高速経由で約35分、空港連絡バスで倉敷駅へ。JR倉敷駅のそばにある水島臨海鉄道の倉敷市駅から単行の気動車に乗車。
乗り継ぎの良かった10:40発は終点となる三菱自工前まで行く列車。これで乗り潰し完了。三菱自工前駅は写真のとおり1面のホームだけがある駅です。
同じ駅から折り返すのも何なんで、隣の水島駅まで歩きます。
倉敷駅まで戻り歩いて10分くらいの場所にある倉敷歴史地区へ寄り道。周囲は普通の市街地なので、ここだけ全く趣が変わってる不思議な場所。修学旅行の学生も多く、やっと日常が戻ってきた感じです。ただ写真はストックフォト用に人が入らない時を狙って撮ってるので、閑散としてる感じを受けるかも知れません。
パスをフルに使うため倉敷から伯備線に乗り、吉備線の乗り換え駅である総社駅へ。乗り継ぎに1時間近くとったので駅近くで昼飯をと店を探したものの見当たらず。10分くらい歩いて幹線道路沿いに出たらやっとお店が現れました。ホンと鉄道駅周辺は寂れるばかりですわ。天霧うどん総社店で天重を。揚げたてで美味かったですよ。
13時54分発の岡山行に乗車。さすがに岡山近郊なので乗客の乗り降りも多いですね。これで吉備線も完乗。​​​​​
岡山電気軌道線も岡山イーストパスで乗り放題なので、この機会に全線踏破してきます。コロナの影響で運転本数がかなり減便されており清輝橋線​​​​​​​は15分間隔、東山線が5~6分間隔でした。まず運転間隔の広い清輝橋線の終点まで向かいます。
終点の清輝橋駅まで片道約15分。折り返しを1本見送ってとんぼ帰り。途中の新西王寺町で降りて東山線の西王寺町まで歩いてショートカットします。東山線は本数もあるので、すぐ電車がやってきました。
終点の東山駅のすぐ近くにおかでんミュージアムがあるのですが、何と15時30分が入場締め切り。そんなに早く閉まってしまうとは事前チェックを怠ってしまった。乗る順序を変えておけば間に合ったかも。
日本三名園の一つである後楽園の入場券もパスに含まれてるので、そこにも寄り道してきます。城下駅から徒歩10分くらいで南門に到着します。岡山城は改修工事中ですが、旭川側に面する部分は改修完了のようですね。
平日の夕方だったので人も少なくて写真撮るには最高のシチュエーション。これで日本三名園は全て行った事になります。参考までに残りの二つは水戸の偕楽園と金沢の兼六園です。
思いのほか後楽園で時間を食ってしまい乗る予定だった快速に間に合わず岡山17:38発の各駅停車に乗車。津山着は19:09。東京から西へ移動してきたので19時過ぎても明るい。
本日のお宿は津山駅すぐ近くのホテルルートイン津山駅前。じゃらんのポイントを使って結構安く泊まれた。
津山も駅前には殆ど飲食店がないので吉井川を渡って10分くらい歩かねばなりません。金曜の夜だけど20時過ぎると人も殆ど歩いてません。九州料理の居酒屋が開いてたのでそこで妥協。
この日は結構歩いたし、コンビニで酒買ってホテルに戻りそのまま撃沈。
5月28日(土)
パスの有効期限が2日なので結構忙しい。朝一で温泉入って、朝食食ってチェックアウト。駅前の観光案内所が8時半からオープンしてるので、電動チャリを借りて津山の街を散策。その後パスで行ける最東端駅である日生駅に移動し、そののち赤穂線を踏破して三ノ宮を経由し神戸空港から帰ると言う段取りです。
城下町の古い町並みが残る城東町並み保存地区。駅からチャリで10分くらいで到着。さすがに朝早いから観光客の姿も殆ど見かけません。出雲街道沿いをこのような古い家屋が並んでます。
続いて津山城跡へ。電動チャリはこんな時は絶対便利。高台までストレスなく登れるとこがオッサンにとっては助かりますわ。石垣だけが残る城跡だけど、高所から津山の町並みが眺められて来て損はないです。
最後は津山機関区の扇形車庫を保存した津山まなびの鉄道館。ここはパスを持っていれば無料で入れます。土曜日だけど客も少なくてあまり流行ってるって感じはなかったな。
保存されてる全ての車両を現役時代に見てるので、懐かしさもひとしおです。もっともDE50だけは岡山に1台しかいなかったので見てはないか。
チャリを返却し津山11:40発の快速で岡山へ。この快速、時刻表には「ことぶき」と言う愛称が付いてるけど、実際にはその愛称が使われてる事はなさそうです。岡山近くまで来ると立ち客も出る程でした。
岡山で播州赤穂行きに乗り換えます。岡山12:55発、日生13:50着。
左に写ってる日生町観光情報センターでまた電動チャリをレンタル。最近は駅近くにレンタサイクルが増えて鉄道旅の旅行者にとっては大変有難い事です。ただここは1日単位のレンタルしかなく、短時間の利用だとちと割高でした。
季節ではないけれど日生に来たらやっぱりカキオコですよね。8個入りを注文しましたが、ここの牡蠣は熱を加えても小さくならずボリューム満点でした。
海沿いを走って五味の市と言う市場へ行ってみた。さすがに昼過ぎとあってもう店はほぼクローズ。海岸沿いに並べられたホタテの貝殻は牡蠣の幼生を付けるために使われてるそうです。
日生と鹿久居島を結ぶ備前日生大橋。歩道がないけど歩行者や自転車も通行できます。まあ、殆ど車が通らないので、危険な感じは受けなかったな。ここでも電動チャリの有難みを知りますわ。
橋の上から眺める牡蠣の養殖筏。この時期はまだ何もついてないのかな。しかし、橋から下を覗いてみると結構な高さがある。
続いて向かった先は小高い山の山頂にあるみなとの見える丘公園。かなりの登り坂だけど電動チャリだから大丈夫とたかをくくっていました。いくら電動補助があっても勾配があまりにもきつく連続してると、パワーが落ちるんですね。そんなんで、後半の未舗装路はもう押して登るしかなかったですわ。
まあそんな苦労の甲斐あって、瀬戸内の島々や先ほど通った備前日生大橋のパノラマを堪能。もちろん帰りはチャリを漕ぐ必要はありませんでしたよ。
日生から神戸空港まではパスの範囲を越えてしまうので普通に切符を購入します。日生から三ノ宮までは100.1kmなので通しで切符を買うと1980円。日生~播州赤穂、播州赤穂~三ノ宮と2区間に分けて購入すると1780円と200円も安くなるんですよ。100km越えの辺りはこんな現象が出るので、気にして買うと良いかも知れませんね。もっともICカードで乗ってしまうと全く気付かないとは思いますが。
日生16:51→播州赤穂17:05、播州赤穂17:55(遅れ7分)→三ノ宮19:07(遅れ2分)
空港での食事は高いので三ノ宮駅近くの神戸ラーメン第一旭で味噌ラーメンを食ってきます。ここ、メニューに肉抜きってのがあるんですね。歳食ってあまり肉を食わなくなったので有難い事ですわ。
三ノ宮からポートライナーで空港へ。ANA416便、神戸21:00→羽田22:30で帰宅。今回2日間たっぷり予定を組み込んだ結果、翌日以降かなり疲れを引きずってしまった。これからはもっと余裕を持った行動を考えましょう。
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