2013年の同時期に初めて行った事があるのですが、その時は雷鳥に出会う事が出来なかったのが心残りで・・・
そんなリベンジを果たすべく9年後にまた再訪の運びとなりました。ただ7月の頭だと梅雨真っ盛りで折角行っても霧の中ってリスクも考えられたけど、今年は早々に梅雨明けしそんな心配も吹き飛ばしてくれました。
立山黒部アルペンルートは富山側から入るか、長野側から入るかが悩みどころ。東京を起点にするとやはり長野側から入った方が計画がしやすいかな。そんなんで前回同様に信濃大町から抜ける切符を購入しました。
7月1日(金)
今回アルペンルート内でしっかり時間を使おうと思い、この日は信濃大町に宿泊。ただ直接大町に行くのでは芸がないので、行きがけにちょこっと道を外れて奈良井宿に寄り道していきます。列車で奈良井へ行くには中央西線の普通列車に乗る必要があるのですが、これがまた本数が少なくて難儀なんですよ。
8時ちょうどのあずさ2号じゃなくて あずさ5号で塩尻まで向かいます。事前にえきねっとで30%割引の切符を購入。都区内~塩尻で4,620円とかなりお得です。10:27塩尻着。
東京よりは少し涼しいかな~。
塩尻10:54発の普通列車で奈良井へ。この中央西線は普通列車が少なくて、こうした特急通過駅を訪れるのは結構大変です。11:26奈良井着。
ここに来るのは2度目なのですが前回は小雪舞う冬だったので、かなり印象も変わって見えます。ただ、前に来た時よりはるかに観光客の姿が減ってますね。やはりコロナやインバウンドの減少の影響をもろに受けてる感じです。
しかし、奈良井は標高930mあるけど連日の熱波の影響か既に30度を軽々と越えてますよ。
駅前の楽々亭で冷やしたぬき蕎麦と瓶ビールを注文。店内はエアコンが入ってなかったけど意外と涼しい。
奈良井宿滞在はおよそ2時間。まあ見て回るにはちょうど良い時間かも知れません。奈良井13:25発→松本14:21着。途中塩尻で特急に抜かれるので松本での大糸線接続は最悪の1時間待ち。塩尻~松本間で特急料金を払うのもバカバカしいしね。
1時間の接続なので松本で下車して時間潰し。何と松本駅前の温度計は38度を表示してました。
駅からブラブラと歩いて松本城に寄り道。さすがに中に入ってる時間はないのでお堀端を半周歩きます。
松本城の最寄り駅は大糸線の北松本なので、そちらへ向かいます。徒歩10分くらいで到着。ちょうど学生の帰宅時間なので、3両の車内は満席でした。北松本15:26発→信濃大町16:21着。
信濃大町駅に来るのも2度目。立山黒部アルペンルートの玄関口だけど、それほど観光客の姿も見かけません。駅前のホテルルートイン信濃大町駅前にチェックイン。ルートインは温泉大浴場が付いてるので、晩飯前に汗を流しておきます。
居酒屋の口コミで選んでおいた「みつばち」さんへ。駅から歩くと7、8分ってとこですね。一品料理がとにかくボリューム満点。大変美味しくいただきました。
7月2日(土)
今日は大町から立山黒部アルペンルート抜けて富山へ移動します。WEBでアルペンルートのチケットは購入済。7月からは全く割引がなくなるので結構なお値段です。天気も良いし遠くの山々もバッチリ見えるので、最高の旅日和ですわ。
ホテル前のバス停からスタート。信濃大町→扇沢間のバス料金はWEBチケットに含まれていないので、別途購入となります。信濃大町7:10発→扇沢7:45着。
扇沢駅でQRコードを読み込ませチケットを発券。ネットで予約する際、7月2日発のチケットは全部○だったのでそれほど混み合ってないようです。
2019年にトロリーバスから普通の電気バスに変わってしまった関電トンネルバス。路線の殆どがトンネル内だけど、途中に信号場もあったりして中々面白い。扇沢8:00発→黒部ダム8:15着。
9年前に来た時はもちろんトロリーバスでした。ちょうど同じ時期でしたが、この時はインバウンド客が大挙して訪れて大盛況。今回はその分が抜けてしまい閑散としてましたよ。まあ、旅する側としては楽なんですけどね。
折角なので220段の階段を休み休み登って展望台へ。還暦過ぎの爺様には結構堪えましたよ。標高1500mを越えているので、ちょうど良い気温。晴れ男を自負するだけあって雲一つない快晴ですわ。
夏の観光シーズンに合わせてダムの観光放水を実施中。ただ、雪解け水や雨が少ないのか黒部湖の水量は少ないように見えます。ダムの上を歩いて渡り対岸の黒部湖駅へ向かいます。
全線トンネル内を走る黒部ケーブルカー。前に来た時は結構な乗客数だったけど今回はガラガラです。黒部湖9:30発→黒部平9:35着。
次のロープウェイの待ち時間が微妙にあるので、また展望台への階段を登ります。残雪の後立山連峰と次に向かう大観峰駅も見えます。標高1800mを越えてきました。
大観峰へ向かうロープウェイ。途中に支柱がないのも珍しい。黒部平9:50発→大観峰9:57着。
またまた階段を登って展望台へ。標高も2300mを越えてきてるので息が上がりますわ。さすがにここまで来ると残雪の量も増えてきました。
ついに日本唯一の存在となった立山トロリーバス。こちらも全線トンネル内を走ります。標高が高い上にトンネル内なので、ヒーターが入ってましたよ。大観峰10:15発→室堂10:25着。
標高2450mの室堂駅に到着。富山側からの客も合流するのでかなり賑わってます。
室堂のターミナルビルから見える雪の大谷。さすがに7月となると雪溶けが進み壁の高さも低いですわ。
前回は雷鳥に出会えなかったので、今回こそはとみくりが池を一周するハイキングコースを歩いてみます。途中休み休み歩いて約1時間、結局また雷鳥に出会う事はなかった。話によると、晴れると天敵に狙われるので天気が悪い方が遭遇率が高いそうです。もう一度リベンジか。
一部のコースはまだ雪に埋もれてましたが、残雪の上を渡ってくる風が涼しくてハイキングには最高のコンディションでした。
雪のない時だけ飲める立山の湧水。空のペットボトルに入れて飲みましたが、ホンと冷たくて美味しい水でしたよ。
室堂から美女平までは立山高原バスを利用します。立山はマイカー規制があるので、この区間は必ずこのバスを使う必要があります。手持ちの切符はこの区間で途中下車も可能なので、昼飯も兼ねて途中の弥陀ヶ原で降りてみます。室堂12:00発→弥陀ヶ原12:15着。
標高2000m付近まで下ってきました。この頃からかなり雲が湧いてきていて、周辺の山々もすっかり隠れてしまってます。バス停の奥に見える弥陀ヶ原ホテルのレストランで野菜カレーを頂きます。
食後はこの周辺に広がる湿原を散策。それなりの起伏があるので意外と疲れましたよ。周囲はすっかり雲の中に。次のバスを待ってる頃には雨も落ちてくる始末。弥陀ヶ原13:35発→美女平14:10着
標高1000m付近まで下ってきました。さすがにここまで来るともう下界の温度と変わりなく30℃をゆうに越えてます。天気も晴れてます。立山黒部アルペンルート2度目のケーブルカーとなる立山ケーブルカーで立山駅まで下ります。美女平14:20発→立山駅14:27着。
立山駅すぐ近くに立山線の鉄橋があるので、次に乗る列車を撮影できます。天気もすっかり回復したので、日差しを遮る場所もなく暑い事。撮影位置の座標36.582527, 137.441289。
切符で乗れる最後の交通機関となる富山地方鉄道。コロナの影響なのか特急等の運転は無くなっていて、全て各駅停車での運転です。立山15:20発→岩峅寺15:48着。
この切符、岩峅寺で不二越線に乗り換えも可能だそうなので、未乗区間で残ってた区間もついでに踏破。実はこちらを経由した方が数分だけど先着できるんですよ。岩峅寺15:50発→電鉄富山16:24着。
外観がすっかり新しくなった電鉄富山駅。ホームもいろいろと改装していたので、これから変貌するんでしょうね。本日のお宿は毎度お馴染みの東横INN。
一日中階段を登ったり降りたりと結構疲れたので、夜はホテル近くの楽蔵富山駅前店で軽く済ませました。さすがに締めのブラックラーメンはもう無理な歳になったな。
7月3日(日)
今日は特に予定も組んでないので、午前中は富山地鉄の市内線を乗り潰してきます。650円の「市内電車・1日フリーきっぷ」を購入。
南富山駅までは電車線も利用できるので、電鉄富山駅から出発。
南富山からは市内線で富山駅を経由し富山大学へ。これで環状線の丸の内~中町を残して市内線は完乗です
帰りは早めにチケットを購入していたので、新幹線よりお安くなる空路を利用。通常では新幹線は東京まで2時間ちょっと。飛行機だと羽田まで1時間ちょっとで、空港移動の時間と乗り降りの待ち時間を考えると新幹線に軍配が上がりそうですね。
ANA316便は定時に富山空港を離陸。羽田まで最短距離を飛べばかなり時間短縮できそうだけど、飛行制限空域の関係でかなりの大回りを強いられてます。富山11:55発→羽田13:00着。コロナ渦だけど8割近くの乗機率でした。
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