2月25日(金)
唐突に流氷を見たいと思い、真冬の北海道へ向かいます。
さすがに流氷の時期なので、女満別へ向かう航空券も良いお値段。少しでも安く済ませようと往路は成田発のピーチ便、復路は朝一発のエアードゥ便を使います。
全国的に蔓延防止措置期間中なので成田空港駅もガラガラ状態。
いつの間にかピーチのチェックインカウンターが第一ターミナルへ移動していました。

小雪舞う女満別空港へ着陸。さすがLCCだけあって乗機率は80%ほどです。気温はこの時期にしては高めのマイナス1℃。
早速、網走駅行きの路線バスに乗り網走市内へと向かいます。

途中、現役の網走刑務所へ寄って行きます。博物館になっている網走監獄とは違って誰もいません。雪に閉ざされ音一つ聞こえない場所ですよ。
網走川に時より氷の塊が流れてきます。

網走まで来たのだから撮り鉄も満喫しなければと、石北線が撮れる場所を探します。
線路脇に雪の壁ができてるので意外と撮れる場所が見当たりません。駅近くの踏切が除雪されてたので、バックが煩いですがここで列車を待ちます。
外装もボコボコのキハ183系の特急「大雪」。さすがに引退が囁かれてるのもわかるな。
タクシーでお勧めの居酒屋を紹介してもらったものの、蔓延防止期間中かつ流氷シーズンとあって予約なしだと入れる店がない。良く言う"居酒屋難民"状態に陥りました。
なんとか交渉して1時間で退出する事を条件で飲み食いできました。さすが北海道、どれも美味しかったですよ。
2月26日(土)
天気予報では今日から気温がグッとあがって最高気温がプラスになると告げています。
朝はさすがに冷え込んでいたけど昼間は日の光がたっぷりで、それ程寒さを感じなかったほど。ただ流氷は1日でかなり動くようで当日まで状況がわからない。この日、暖かさをもたらす南西の風が吹くとの事だったので岸から離れる不安もあったけど・・・果たしてどうなるか。
旅先では普段より早起きしてしまうもの。ホテルの裏がちょうど網走川なので朝食前に軽く散歩。道路は凍ってつるつるですわ。
昨日まで大雪で運休だった釧網線も本日より平常運転。ある意味つきも味方してくれてる。天気も今のところ快晴。
網走9時45分発の「流氷物語号」に乗って北浜へ向います。15分ほどの乗車なので自由席車に、出発時は立客も出るほどの大盛況です。
北浜で10分停車するので、その間に目星を付けておいた踏切まで行って撮り鉄。天気も良くて知床連山も良く見えます。
さて目的の流氷も岸辺までしっかり接岸してるので、その上を歩いて海水の見えるとこまで行ってみます。
遠く知床連山の山々がうっすらと見えます。気温も高く風もないので少し霞んでるよう。まあ寒くて風が吹きつけるよりは遥かにましですわ。
11時38分発の知床摩周号は1両なので車内は超満員。下手すれば釧路から立ちっぱなしの人も居そうな感じ。
この先いろいろと回らねばいけないので、昼飯は網走駅の売店で売ってたモリヤ商店の帆立弁当で済ませます。
800円で主な観光地を回れる網走バスの「観光施設めぐり1dayパス」を購入し砕氷船の時間までうろうろとします。
まずは博物館網走監獄へ。監獄が重要文化財に選定されると言うのも珍しい事ですよね。建物の中でも相当寒いかったので、当時の環境が劣悪だったのが想像つきます。
続けて向かったのが天都山展望台。オホーツク流氷館は有料だけど展望台は無料で入れます。この頃から雲が増えてきて、見通しもかなり悪くなってきた。
左の写真は全面真っ白な網走湖、右は先ほど居た北浜近辺の海岸線。
ラストは網走港15時30分発のオーロラ2に乗船。流氷の方は午前中に確認済なのでスカはないでしょう。さすがに流氷シーズンの土曜日とあってほぼ満員で出航します。
約1時間のクルーズでしたが、ずっと外から流氷原を眺めていました。天気もなんとか持ち直した感じで十分満喫できました。
かなり遠いけど、流氷の上で休むオオワシも見られました。
網走駅まで戻って本日のお宿のある女満別駅まで移動。
一駅しか乗らないけど特急「オホーツク」に乗ります。ヘッドマークが昔のものになっています。おそらく個人的に183系最後の乗車となるでしょう。
女満別駅、無人駅なのにやたらに立派な駅舎。駅の周りには何もないし、ここだけが明るくて異様な感じです。
本日のお宿は女満別駅から徒歩で10分ほどの「湯元ホテル山水 美肌の湯」。日帰り温泉施設を併設してるホテル。もちろん宿泊者は無料で利用できます。
地図で見る限り周辺に店などなかったので夕食付プランで申し込み。1泊9,700円でした。なぜここにしたのかと言うと翌朝の飛行機が早いので網走から移動するより、タクシーで女満別空港まで10分もかからず移動できるここに利点があったからです。天然温泉も付いてたしね。
2月26日(日)
今日は帰るだけ。朝6時から温泉が開いてるので、朝風呂満喫して女満別空港へ向かいます。
「湯元ホテル山水 美肌の湯」の外観。右側が宿泊施設になります。前日に溶けた雪が再び凍結して歩くのも大変。
ホテルの裏が網走湖なのですが、真っ白な雪原が広がってるだけで特になにもなし。
朝食は付いてないので空港のコンビニで調達。展望デッキでこれから乗る折り返し便を撮影します。帰りは少々値段が高いですが、羽田行きのADO076便で帰ります。
今回は雪に降られる事もなく、酷寒でもなくと中々良い条件で旅する事ができました。

使用している写真の一部はストックフォトサイトにて販売しておりますので、御入用の際はご一報頂ければご案内いたします。
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